本会は創立以来、退職共済事業、福利厚生事業を通じて社会福祉事業の人材の確保、育成、定着の一助を担い、活力ある職場づくりなど、県内の民間社会福祉事業の発展、福祉サービスの質の向上に寄与してきている。
しかし近年、本県では少子高齢化や県人口の減少に歯止めがかからず、特に生産年齢人口の減少が急激に進む中で、福祉サービス提供にかかわる人材の確保が困難な状況が続いている。
また、一昨年に5類感染症に移行となった新型コロナウィルス感染症の動向や、世界平和の根幹を揺るがすウクライナ侵攻やイスラエル・ガザ情勢についても、日本経済や生産活動への影響が危惧されることから、今後の状況変化に注視していかなければならないところである。
このような現状を踏まえ、本会では人材不足や近い将来における会員減少時代の到来を想定した、退職共済制度の維持並びに制度を支える財源の確保、そのための安定した資産運用と併せて将来的な組織体制の在り方についての検討を続け、退職共済事業、福利厚生事業等を通して本県社会福祉事業の発展に資するよう努める。
福祉関係法及び諸制度の改正や県人口の推移など、退職共済事業への影響を見ながら、適切な退職共済制度の運用に努める。
定款及び定款施行細則に基づき、会の適正な運営を推進する。
本会の具体的な事業運営について、その必要な事項の検討を行う。
福利厚生センター委託事業や本会の福利厚生事業の企画・内容等、福利厚生事業全般について、活用促進や内容の充実等について協議する。
会員事業所における本会の退職共済制度や各種給付金の事務手続きについて、効率的かつ適切な事務処理を推進する。
全国・ブロック共済会議の他、関係団体の各種セミナー等への役職員の参加を通じて、退職共済事業をとりまく情勢の把握や資質の向上に努める。
※適宜
会員事業所内の未加入者、未加入法人・事業所の加入促進に向けて、事業紹介・PR、訪問活動に取り組む。
ほほえみカードの活用促進を図るとともに、地域で身近に利用できる割引・優待事業の独自開拓を推進し、福祉職場と地元企業との連携拡充に努める。
関係機関等と連携して、社会福祉事業従事者の健康啓発と親睦を深める各郡市段階の交流事業等の内容充実(参加しやすく、楽しめる内容)を図るとともに、参加を幅広く呼び掛けるなど、親睦交流の場としての拡充に努める。
広報紙及びホームページの充実を図るほか、会員事業所及び未加入法人・事業所への訪問活動を通じて、本会事業の周知、PRなどの広報活動に取り組む。
慶弔給付金の適切な申請受領及び給付を行う。
広報紙を活用した全会員対象のアンケートのほか、各種福利厚生事業参加者を対象としたアンケートを行い、事業の企画・内容充実への反映に取り組む。
ソウェルクラブ地方事務局として、健康管理・各種研修事業のほか、全国規模のメリットを生かした多種多様なサービスの積極的な活用の推進に努める。
福利厚生センター事業を活用して、社会福祉事業従事者の健康啓発等に取り組む。
福利厚生センター事業の活用促進を図るとともに、地域で身近に利用できる割引・優待事業の独自開拓を推進し、福祉職場と地元企業の連携充実に努める。
音楽・ミュージカル等の鑑賞、団体研修旅行、プロスポーツ観戦、食事券等の助成事業の充実を図るとともに、レジャー施設等への優待事業を積極的に実施する。
会員から要望が多い講習会を開催し、会員のスキルアップや健康の保持・増進を図る。
福利厚生センター事業を通じて、未加入事業主への周知を計るとともに、福利厚生センター職員と協働して新規加入の拡大に努める。